全国連絡会ニュース No.116

 新緑につつまれながら、しっとり静かな紫陽花の季節になります。かわいい小さな花芽に生命の息吹を感じほっとしています。みなさまいかがおすごしでしょうか。
 癒される自然もあれば、箱根山の蒸気噴出、ネパールの大地震などには地球の震えを感じます。地球に暮らす私たち人間に何を気づかせてくれるのでしょうか。私たちは子どもの登校拒否によって、いろいろ気づかされ、支えあってお互いに共感しあいながら、自分たちの生き方を探ってきました。
 「安全保障関連法案」(戦争法案)・閣議決定のニュースには仰天。遠くにあると思っていた大きな石がいきなり意識の中になだれこんできた感じです。政府は『安全平和法制』と称していますが、私たちの平和憲法と相いれない『法案』の国会審議から目をそらさないでいきたいと思います。
 佐世保から、事件のことにふれたあと「変わらんばとは大人たい」「子どもの笑顔ば見るため、子どもの幸せば願うて、子どもんことば一番大切に思うて、おいたち大人が心から優しゅうなって頑張らんば。子どもば守らんばとよ」と結ばれています(p8)。私たちと子どもたちの平和で安心・安全の日々のため、ご一緒に考え、共同の力で新しい展望を開きたいと思います。
 “語りあおう 学びあおう 子どもたちをまん中に”をかかげて「第20回登校拒否・不登校問題 全国のつどいin愛知」の開催要項ができました。申込み用振替用紙とともにお届けします。全国のみなさんとの出会いを楽しみに、どうぞお早目にお申込みください。また6月21日には「つどい」のプレ集会として実行委員長の折出健二氏の講演会がもたれます。どうぞご参加ください。
 時候の変わり目です。くれぐれもご自愛ください。

(2015.05.23発行)

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