梅雨にはいりましたが、皆さまお変りありませんか。雨にしっとりぬれる紫陽花に風情を感じます。
5月の金環日食、6月には金星が太陽面通の天体ショーに空を見上げて感動している子ども達を見て、健やかに育ってほしいと、心より願います。「人格の完成」を目ざす学校教育を壊してはならないと思います。このことは大人の義務・責任です。昨年の3.11ショック以降の行政や企業、社会の変化をしっかりと見て、よく考え、子ども達と私達の希望への道すじを歩みたいと思っています。
今、全国的に関心を集めている大阪の「教育基本条例」について、“教育とは何か”という根本的視点から論じた山田稔氏(滋賀)の一文をお読みください。そして、ますます厳しくなる大阪の教育現場で、条例の具体化を許さず、子ども達をまん中に、父母・教職員・府民がともにつながっているようすをお伝えします(p9~12)。‘どっこい負けないぞ’の心意気をお読みとりください。
「弱い私に力を与えてくれるつどいであると信じて、準備のお手伝いをしています」(p16)と奈良のお母さんの声。「第17回登校拒否・不登校問題全国のつどいin奈良」の準備は、いよいよ大詰めを迎えています。ツアーを組んで参加、親子で参加、青年とともに参加など全国から期待がよせられています。なつかしい出会い、新しい出会いがあります。お申込みがまだの方、お急ぎください。緑につつまれた古都でお会いしましょう。実行委員会ニュース、案内、おたずねシートを同封しています。あなたのお力をおよせください。
第6回実行委員会にあわせて、全国世話人会をもちます(p23)。生田周二氏によるミニ講演もあります。子ども・若者支援について幅広いお話がきけるのではないかと思っています。子ども達が登校拒否・不登校という表現で、私達に投げかけた問題について話しあえる場になればと思っています。
天候不順の折から くれぐれもご自愛ください。
(2012.06.26発行)