全国連絡会ニュース No.137

 田んぼの水面に家々の灯りを映して夕暮れの懐かしい季節がやってきました。みなさまいかがお過ごしでしょうか
 今号は「居場所」を中心に同じ時間を過ごすことで「寄り添う」ということの本質に迫った原稿が寄せられています。様々な立場からの「居場所」についての思いが、たんたんと綴られているのが特徴です。(p9・11・13・17)全国連絡会ニュースもよく考えると、「居場所」のひとつなのだと思います。同じ時間を共に、ただそこにいることを大事に、一人ひとりの声を聞くことで学びあい、一人ひとりをつなぐところでありたいと願っています。
 さて「第24回全国のつどいin長崎」の実行委員会は3回目が4月21日、4回目が5月26日にいずれも佐世保で行われ、丁寧な議論が積み重ねられてきました。特に特設分科会ではテーマが「ひきこもり」で要項の文言をめぐっていろいろな意見が活発に出されました。現在の痛ましい事件の、「ひきこもり」という言葉では括れない交流が「つどい」で出来たらと。何より私たちにとってそれは、ホッとするものであってほしいものです。
 雨の音が盛んです。カエルがいっせいに鳴きだしました。いちばん好きな時間です。子どもが学校へ行けなくなってからは贅沢な時間になりました。こんな時間をみなさまと共にたっぷりと持てますように。「つどい」の要項を同封しています。ご参加をお待ちしています。
 また、「教育の機会確保法」については「全国連絡会」としての「要望書」が、5月16日に文科省(合同会議)へ提出されました。まさに「不登校支援の心、ここ(学校)にあらず」(p15・19)の実態が報告されています。
 梅雨の候、何かと不安定な季節です。目が離せないことばかりですが、「希望をあきらめない」で、歩むしかありません。どうぞお身体をご自愛ください。
(2019.6.14発行)

タイトルとURLをコピーしました