季節はすっかり変わり、「秋は南下していく」の言葉のおもしろさを楽しんでいます。みなさまは、お変わりなくお過ごしですか。
日本の航路はどこへ落ち着くでしょうか。国民不在の政治にならない一票でありますように。
「第22回登校拒否・不登校問題全国のつどいin東京」の最後の実行委員会も終わり、余韻の残るうちにと感想や報告を寄せて頂いた全国連絡会ニュースをお届けします。
横湯園子さんの記念講演要旨を掲載しています(P3-7)。お読み下さい。“オープニングの「子どもたちのつぶやき」には感動した。自分の子どもと重ねて涙が出た”など沢山の共感が寄せられました。“「つどい」開催を引き受けて、第1回実行委員会から最後の実行委員会を迎えるまでの不安や葛藤を経て、やっと「つどい」に取り組めて良かったと心から思えるようになりました。また「つどい」が22回と重ねられている底力を感じました”とも書いておられます(P2)。事務局のみなさま本当にありがとうございました。お疲れさまでした。「つどい」開催を知ったのは当日10日前と言われる初参加の方は、何で今まで「つどい」を知らなかったんだろうと、もう社会人(?)になられている娘さんのことを思い、自分を問い直しておられます(P11,12)。
「校庭に東風吹いて」の試写会に、勇気を出して参加したひきこもっていた娘さんに「お母さん、私も東京のつどいに参加する」と言われて、喜びより突然の娘の気持ちの変化にびっくり、分科会にも参加して「私の気持ちと同じ人がいる」と頷く娘の姿に驚く思いでした(P16)。この方も青年期ですが「つどい」が発するエネルギーの感動や気づきはどの年代にあっても共通するものがあることの認識を深めることができました。
「登校拒否・不登校問題全国連絡会」は学齢期の問題を土台に置いて活動をすすめています。今回寄せられた文は青年期の方のことが多かったのですが、学齢期においては書き表せない学校の現状、子どもたちの苦しみの深さがあるのかも知れません。
そして「また来年も行きます」のメッセージは人と人がつながる安心感を秘めている「つどい」存在への信頼感のように思えます。
その来年の「つどい」へも全国のみなさまの力をお貸し下さい。よろしくお願い致します。
次へと季節が変わって参ります。ご自愛下さい。
(2017.10.16発行)