全国連絡会ニュース No.125

 北の地方では、まだ雪の予報が出されていますが、桜の枝には力がおび始め、春の気配が目に見える様になってきました。
 みなさま、お変わりなくお過ごしでしょうか。
 全国のみなさまと力を合わせ、大切に育ててきた「全国のつどい」「第22回登校拒否・不登校問題全国のつどいin東京」第1回実行委員会が開かれました。全国から参加された59人の方が、自分を語る自己紹介でつながり、実行委員長、事務局体制を承認しました。実行委員会ニュースを同封しています。実行委員長の児玉洋介氏は「孤立させられ苦悩している子どもを支える大人たちが手を携えることをなにより大切に」と述べられています(P.2)。「つどい」が動き始めました。全国のみなさまのお力添えをお待ちしています。
 不穏な社会情勢を背に感じながら、私たちは子どもが安心、安全の公教育を受けられることを願い続けています。願い続けながら親は苦しむ子どもの心を受け取り、自分を見つめ、語り、子どもに返していく作業をくり返して、何かに到達していく様子を綴った文が今号には多く寄せられました。お読み下さい。
 「教育機会確保法」が可決(P.23-24)(P.25-26)、大阪のチャレンジテスト実施(P.19-20)は、子どもや親たちに混乱をまねくものではないでしょうか。
 点数評価でしばられたり、ますます強くなる管理教育の中にいる子どもたちは、豊かに育つ場を失くしています。子どもの全面発達の大切さを明記した文が、子どもの権利条約31条40(抜粋)にあります。「自然のなかで遊び、かつ余暇を過ごした子ども時代の記憶は、ストレスを対処するための内的資源を強化し、精神的畏怖の念を抱くきっかけとなり、かつ地球への責任感を奨励するものである。自然の環境で遊ぶことは、敏捷性、バランス感覚、創造性、社会的協力および集中力の強化にも寄与する。」とあり、次代を担う子どもたちの成長、発達を守り、伝えていくことは何なのかをご一緒に考えていきたいと思います。
 今年度(会計年度は1月~12月)の会費納入をよろしくお願いします。納入のお願いと振込用紙を同封しています。すでに今年度の会費をいただいている方には入れておりません。こちらの不手際で間違いがあるかと心配しています。その節は申しわけありませんがご連絡ください。
 花冷えの訪れが近くなる頃、ご自愛くださいますように。

(2017.02.23発行)

タイトルとURLをコピーしました