全国連絡会ニュース No.114

 あけましておめでとうございます。もこもこと暖かそうな羊の年があけました。数十年ぶりの大雪で、お寺の屋根も白く被われた古都・京都の風景を見て身のひきしまる思いでした。みなさんの新年はいかがでしたか。新しい年が子どもたち、私たちにとって希望ひらく年になりますよう力をあわせていきたいと思っています。
 戦後70年の節目の年。歴史に学び、平和憲法を守り、未来を担う子どもたちが大切にされる社会づくりへ一歩ふみだす年にしたいものです。「教育子育て九条の会」に参加された方から「九条は日本国憲法の象徴であり日本国民の希望の象徴である」の一文がよせられています(p10)。
 そして今回は「安心」がキーワードの原稿がたくさんよせられました。心安らぐ環境をつくることが大人にも子どもにも、いかに求められているかを痛感します。痛ましい事件を越えて「あきらめないと決意します」と佐世保でもたれた市民集会の「子どものいのちと心を守るために」のメッセージの中に“安心・安全に子どもが育つ、あたたかい人のつながりのある地域を”とあります。子どもたちの心の痛みが響いてくる報告です。また元教師の方からの「ぼちぼちいこ会とわたし」の中には「親ごさんの話をじっくり聴くということから始まりました」とあり、その親はどれほど安心
 感をもてたかと嬉しく思うとともに、今の厳しい教育現場では望めるのだろうかと不安も感じます。
 いろんな想いを寄せて「第20回登校拒否・不登校問題 全国のつどい」の第1回実行委員会が愛知で開かれます。愛知では実行委員会よびかけをきっかけに新たなつながりが生まれ、またこれまでの「つどい」開催後の各地域での新しい動きが育っていることが、あちこちから報告されています。一人ひとりを大切に、手間ひまかけてつくりあげる「つどい」です。どうぞ、あなたのお声、お力をおよせください。
 1月24~25日に愛知・名古屋で全国世話人会をもちます。おさそいあわせてご参加ください。
 寒さの厳しくなります折から風邪などひかれませぬようどうぞご自愛ください。

(2015.01.14発行)

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