全国連絡会ニュース No.94

 紅葉の美しい季節になりました。実りの秋をいかがおすごしですか。
 真夏の西海路・佐世保での「第16回登校拒否・不登校問題全国のつどい in 長崎」から2ヶ月以上たちました。「つどい」報告号をお届けします。みなさんの周りでの「つどい」効果はいかがですか。長崎では、さまざまな新しい風が吹きはじめたようです。わくわくします。
 今年の「つどい」のことを、ご報告した直後の9月24日に、私たちの全国連絡会の胎動期からずっと関わってくださった初代世話人代表の松本弘義氏が亡くなられました。大変な闘病生活のベッドからも、子どもたちと共に明るい未来を見すえる視点を私たちに示し、あたたかく励ましつづけてくださいました。心に大きな穴があいたような思いです。ご遺志をうけとめ、力をあわせていきたいと思っています。本当にありがとうございました。心から、ご冥福をお祈り申しあげます。
 今、大阪では「政治は独裁」と広言し、公教育こわしを進めようとする“維新の会”橋下氏の動きに危機感を強めています。この動きを全国にひろめようとのねらいもあるようです。子どもたちを苦しめる「教育基本条例」の危険な内容をたくさんの人に知らせ、子どもたちを守る行動をすすめています。登校拒否・不登校という表現で、子どもたちが大人に問いかけた“違いのあるひとり一人を大切に”の訴えに、しっかりと応えていきたいと思います。
 千年の古都・奈良で、来年の「全国のつどい」にむけて準備が始まっています。登
校拒否・不登校の子どもの 数が全国平均を上回っている奈良県で「たくさんの方に関心を持っていただき、奈良の子どもたちを励ます『全国のつどい』にしたい」と準備を進めています。全国のみなさんの力をおよせください。
 時候の変わり目です。くれぐれもご自愛ください。

(2011.11.15発行)

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