全国連絡会ニュース No.107

 秋が深まりはじめる頃になって、やっと秋らしさを味わえた今年です。実りの秋ですが、みなさんいかがおすごしですか。
 おおいかぶさるようにやってきた、いくつもの台風が大きな被害を各地にもたらしました。自然の脅威を再び思いおこしています。被害にあわれた方々には、心よりお見舞い申しあげます。
 あの十勝晴れの好天に恵まれた「第18 回登校拒否・不登校問題全国のつどい」報告号をお 届 け します。
 オープニングのカムイトウウポポ保存会によるアイヌ古式舞踊の歌や踊り・ ムックリの演奏 で は 、 大地を耕し自然と共に生きた アイヌの人々の誇りや力強さに感動しました。横湯園子さんの記念講演のやわらかな語り口調に「とてもリラックスできました」の感想がよせられています。基礎講座、分科会の報告は世話人の方々のご努力、ご苦労が実ったものとなっています。どうぞご自身が参加されなかった 分科会のものもお読みください。
 北海道・十勝の“青い空、広々とした緑の大地”でも子どもたちは「競争原理」の中に組み込まれているのは他の地域と同じと語られました。「学校の統廃合が進んで、広い町をスクールバスが駆け回って子どもたちをかき集めてくる、バスの時間に縛られて友だちとゆっくり遊べない、子ども同士のかかわりもうすくなっていく(小学校)」「戦後地元のニーズに合わせてつくられた高校をなくしたくない という町村の願いは、経済効率優先の波におし流されようとしている(高校)」今、日本中の子どもたちが感じている新たな苦しみ、困難をしっかりみつめて、ごいっしょに歩んでいきたいと思っています。
 来年の「第19 回全国のつどい」は滋賀県の 琵琶湖 グランドホテルで 8 月 2 ・ 3 日に行われます。どうぞご予定ください。
 涼しさが寒さに移っていく季節、くれぐれもお身体ご自愛くださいますように。

(2013.11.15発行)

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