全国連絡会ニュース No.122

 梅雨の紫陽花は美しい風情です。心なしか今年の花は、世情、政治の不安を吸いとったのか沈んでいるように映ります。みなさまいかがおすごしでしょうか。
 大きく長く揺れ続いた熊本地震と対応の不備に、どれほどか心痛の日々を過ごされたことでしょう。心からお見舞い申しあげます。
 昨年5月突然出てきた“多様な教育機会確保法”はいろいろな経過を経て今年5月10日超党派議連の賛成会派から「義務教育の段階における普通教育に相当する教育の確保に関する法律(不登校対策法)(案)」と改められ国会に上程されましたが、私達も声をあげる中で継続審議となっています。p21~25をお読みください。まだまだ目が離せません。
 「第21回登校拒否・不登校問題全国のつどいin兵庫」は難路を一歩づつ登るがごとく事務局を中心に進んでいます。第5回実行委員会では全国各地からのお力添えをえて分科会づくりの話しあいに入りました。要項ができましたのでお送りします。申し込み用紙と振込が別々ですのでお気をつけください。心に残るつどいを作れますようご一緒に力をあわせたいと思います。
 今号には登校拒否を体験した子どもや親の苦悩の中から、気づき、安心へと辿るのに必要だった時間、そしてその体験が今後に生かされていくであろうと綴られた文が数々あります。「受容と共感」はどんな年令・場面にあっても人との関係を結んでいく基本なのかもしれません。
 「子どもの権利条約市民・NGO報告書をつくる会」への基礎報告書作成は11月末の締切にむけて、まとめの検討作業にはいります。資料ご希望の方は全国連絡会事務局まで、ご連絡ください。
 むし暑くなる時節柄、くれぐれもご自愛くださいますように。

(2016.06.16発行)

タイトルとURLをコピーしました