全国連絡会ニュース No.72

 陽ざしと樹々の芽ぶきに春を感じています。新年度をひかえて、いかがお過ごしでしょうか。宇宙へ「きぼう」はとび立ったようですが・・・。
 「子どもの権利条約」を、日本が批准して15年。国連の子どもの権利委員会からは、日本の競争的な教育環境をあらためるよう勧告されています。でも勧告が生かされているようには思えません。「子どもの権利の視点から登校拒否を考える」の一文を堀尾輝久氏
(子どもの権利条約 市民・NGO報告書をつくる会 代表委員)が届けて下さいました。じっくりとお読みいただき、あなたの思い、ご意見などおよせ下さい。
 3月2日には梅の花香る京都で、「第13回登校拒否、不登校問題全国のつどい」の2回目の実行委員会がもたれ、それぞれに日頃の思いと重ねながら「つどい」の準備が着々
と進んでいます。案内ちらし(第1次)と実行委員会ニュースを同封します。どうぞ、まわりの方々とともに参加をお心づもり下さい。講座、分科会、ひろばなどの「つどい」のなかみづくりはこれからです。みんなでつくる「つどい」です。実行委員会へのご参加とともに、あなたのご意見をおよせ下さいますよう、よびかけます。
 全国世話人会を3月1~2日に京都でもちました。ご報告は21~23ページです。2日目は「子どもの権利条約 市民・NGO報告書」をつくるための、私たちの「会」からの基礎報告書について討議しましたが、その前に、「今回の学習指導要領の改訂と日本の教育」と題して植田健男氏のお話をききました。この改訂は、子どもや教師、親の実態には目をそむけて格差教育をさらに進めようとするもののようです。子どもも私たちも、もっと苦しくなりそうです。私たちの願い“一人ひとりの子どもたちの発達が保証される教育環境づくり”とは相反するものです。この学びも私たちの、国連への基礎報告書づくりに生かしたいと思っています。
 今年度(会計年度は1月~12月)の会費納入をよろしくお願いします。未納分についてのお願いと振込用紙を同封します。すでに今年度の会費をいただいている方にはいれておりません。こちらの不手際で間違いがあるかと心配しています。申し訳ありませんがご連絡ください。

(2008.03.15発行)

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