全国連絡会ニュース No.156

今年は桜の開花も早く、高めの気温で季節が駆け足で過ぎていくようです。
孫が中学生になりました。小学生時期の半分はコロナ禍でした。「お祝いは何がいい?」尋ねると「新幹線に乗りたい!」と。早速、往きは新幹線、復路は在来線でという日帰りの旅、お城のある駅で降り、満開の桜の中天守閣に登ると、海が見えるではありませんか。「ボクはお城も好きだけど、お城より海が好きなんだよ。海に行きたい!」海まで歩き、帰りは各駅停車、一駅一駅じっと窓の外を見ている孫でした。もうひとつ、「中学生になるから、もうばあばと寝るのはやめよう」と提案する私に「ボクはばあばと寝るっていうこだわりがあるんだよ」と。「じゃあ、最後に一回だけ、一緒に寝ようね」愛用の枕とぬいぐるみを抱え、布団に滑り込んだとたんにグーグー。ひとつさようならができました。
お手元に届く156号も大変中身の濃いニュースになっています。
2016年、教育機会確保法が成立して以降、言えるのは登校拒否・不登校の子どもたちの数が過去最高の24万人を超えている(21年)異常さ。
議員連盟の総会の論点から問題点を浮き彫りにし、解決の方向を語ります(p1-5)。
不登校を取り上げた番組から見えてくる学校の対応、子どもの心、問題点と解決の方向に丁寧に迫っていきます(p19-22)。
同時に、親たちは我が子が不登校になったその時から悩み、子どもの苦しみをみつめ、自分を振り返る。語りあい支え合う場を求める。そうして親の会が生まれ、「全国のつどい」が生まれ、今年、4年ぶりに25回目を京都で迎えることができます。
このニュースにはその京都をはじめ、福岡、千葉、東京、岩手、各地から宝物のようなこころがいっぱい届けられています。
もし、学校を変えるとするならば、「親の会」のようにしようよ。「つどい」のようにしようよ。不登校(癌)を面倒くさいものにしないで向き合っていこう(p7-8)。
安心して語れる、受け止めてもらえる、安心して泣ける、そのままでいい(p17-18)そんな先生と出会える(p13-14)場にしようよ。子どもたちはもちろん、親たち先生たちにとっても。
「全国のみなさん、京都亀岡でお会いしましょう!」(p6)

 

(2023.4.27発行)

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