全国連絡会ニュース No.147

野草の生いしげる庭で作業しながら、ふと思い出しました。

「わたしらは民主主義の土壌(大地)を耕すミミズやねん」Nさんが生前言っておられた意味深いことばです。なにかと大変な日々ですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。お元気ですか?

今回も無事に全国連絡会ニュースを発行しお届けすることができました。県をまたいでの移動や集まりが不自由な状況が長引いていて、「全国のつどい」も「全国世話人会」も開催が見通せず心細く感じていらっしゃる方々が少なくないことでしょう。どうぞこの冊子が力になれますように。長文は読みづらくて・・・という方、音読サポ―トしてくれる人に頼んでるよという方もいらっしゃるでしょうか。地域の仲間と一緒に読む機会のある方もおられるかもしれませんね。

NO.147は、北海道・新潟・東京・愛知・滋賀・大阪からそれぞれ心のこもった文章を寄せて頂きました。さらに、みなさんの発信されている内容が、巻頭の青木道忠さんの「子ども・若者の立ち上がる力を信じて」にこめられたメッセージとひびき合います。また、オンラインで開かれた4月と6月の運営世話人会の要点が報告されています。これからの「つどい」のあり方をみんなで考えていく時に「全国のつどいの思い出」(北海道)からもヒントを得られることでしょう。新学習指導要領の全面実施となった中学校現場で「できることを一つ一つ諦めないでやっていく」と書かれたKさんほか、子どもたちにしっかりと心を寄せる教職員の切実な思いや踏ん張る姿勢は胸に迫ります。

子どもをまん中に父母と教職員が手をつなぐ全国連絡会。民主主義の大地を各地の「ミミズ」たちは耕し続けています。私たちが子どもと「ともに今あることの幸せ」を感じるのと同じように、耕すことそのものが楽しみでありますように。

(2021.6.24発行)

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