全国連絡会ニュース No.75

 虫の声も大きくなり、やさしくなった風にも秋を感じます。酷暑の疲れにほっとひと息入れていますが、地震や集中豪雨にあわれた方々には身体を休める間もないことでしょう。心よりお見舞い申し上げます。
 「第13回登校拒否・不登校問題 全国のつどいin京都」は770名の参加で、ともに語り合い学びあうことができました。お力添えくださった全国のみなさんありがとうございました。たくさんおよせいただきました「つどい」のあとの思いをお届けします。
 「つどい」では、ますます子どもたちを苦しめている各地の現状もだされ、文科省が発表した‘07年度の小中学生の登校拒否・不登校の増加(12万9,254人)は競争教育の厳しさを訴えています。
 「教育のつどい2008(教育研究全国集会)」の分科会で前島氏が問題提起されたものをまとめて下さいました(P1~8)。これまでの文科省の認識、動向は、学校生活への不適応(適応力を高める)、学校復帰を促す(方法をさぐる)、各自治体の不登校減らしの数値目標の設定へと変化し、〝登校拒否はどの子にも起こり得る〟としながらも、じっくり、ゆっくりと待って自己肯定感を育てるものにはなっていないと指摘されています。子どもたちへの思いをこめてお読み下さい。そしてあなたの感想やご意見をおよせ下さい。
 私たちの会は、「すべての子どもたちが、生き生きと自立へ向かって成長できることを願って」を目的にかかげ、多くの方々と手をつなぐ輪を拡げてきました。来年の「第14回全国のつどい」は岩手へと移ります。そして、その次は埼玉が予定されています。またほっこりできる出会いを楽しみにしています。
 気温の変化の大きい季節です。くれぐれもご自愛下さい。

 なお、「全国のつどいin京都」2日目、大谷ホールでの全体会で演じられた山田レイさんの創作現代舞踊『ありのままで』が、すてきなDVDになりました。このお知らせが載っている実行委員会ニュースを同封します。どうぞお申込み下さい。

(2008.09.20発行)

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