全国連絡会ニュース No.151

緑の色彩がゆたかな「山笑う」季節ですね。日本列島は四季の移ろいがあり、段取りして暮らしてきました。しかし近年は気象の番狂わせが増えています。番狂わせを受けとめて臨機応変に対応するというのは、自然の事象ばかりでなく人間関係においても、本当に容易ではありませんね。

今回寄稿してくださった文章からは、家族関係また自分自身についても「こんなハズではなかった」という試練を経験してこられた真摯なあゆみがしっかりと伝わってきます。また、高校生に『いま思っていること』を書いてもらった先生の実践報告からは、高校生たちが日常生活の中で味わっている窮屈な心境が。そして「安心して自分を見つめる時間」が保障され、「思いを吐き出す場」があって、その思いを丸ごと受け止めてもらえる経験をしたことで、『気持ちが楽になった』等ポジティブな感想を先生に返している生徒たちのやわらかい感性も感動的に伝わります。

2月の「全国世話人会」に、ZOOMによる開催だから遠くの岩手から参加することができたSさんが「感激した」と書かれています。「感激した」と表現されているその内容が全国の方々に共有されますように。

ところで、国会では「こども家庭庁設置法案」(政府提出)と「こども基本法案」(与党提出)が衆議院で審議入りしました。戦争関連報道の陰にかくされたままにしないように、注視しましょう。全国連絡会にとって、学習・意見交換の機会をもつべき重要な法案ではないでしょうか。

(2022.4.25発行)

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