実行委員会のご案内

 平成の年が終わり、新年は新しい元号の年を迎えることになるようです。西暦で2019年と呼ぶことができれば、どれほど簡単かと歳をとればとるほどに思います。昭和19年(1944年)生まれの私は、元号が変わるたびに歳の計算に難儀します。新年はどういう元号に変わるのでしょうか?「平成」の次の元号ですから「平和元年」にしていただければとても嬉しいです。いずれにしましても、みなさんの来たる新年が平和で希望のもてる年になりますよう心からお祈り申しあげます。
 さて、先日大阪で「自分らしい生き方シンポジウム」というのがあり、ひきこもりの当事者や支援者、家族のあつまりがありました。主催した家族の会の最新調査で「あなたが就労や自立のとらわれず、生きるうえで最も大切にしていることは何ですか」という質問に対し、もっとも多かった当事者本人の回答は「自分らしさ、人間らしさ」だったといいます。
 人間が人材化し「職く」ことが過剰に重視され「生産性」が強鯛されるご時世で、皆と同じように働けない人はとても「肩身の狭い」思いをしないといけません。そういうなかでも、社会に出て働くことに困難を覚えている人たちが、その風潮に危機感を覚え「自分らしさ」や「人間らしさ」を大切にしたいという声をあげていることにこころ強い思いをもちました。
 安倍政権は教育の目的である人間を育てることを忘れたかのように人材養成のための競争的環境づくりを一層強めています。その端的な表れが「学力テスト体制」です。学校の平均点をあげるために、親までが子どもに職強しなさい」「宿題しなさい」と口やかましく言わないといけない状況が全国的に生まれ、親との子の関係を破懐しています。
 家庭が安心できる居場所でなくなり、自分らしく人間らしく生きるための土台となる「自分が自分であって大丈夫」という自己肯定感を膨らませることのできない環境に追い込まれています。その子どもたちが学校でも「よい子」の自分をつくらないといけない状況が深まるなかで学校に対して抑圧感をもつ子どもたちが増えているのではないでしょうか。私たちは学校や家庭が子どもにとって居心地の悪い場所になることを黙って見過ごすわけにはいきません。
 全国連の力が一層試される時期になってきていますb 「全国のつどい」の意義が一層強く問われる年になるでしょう。つきましては、地元はもちろん、全国からも多くの方に参加していただき、実行委員会を発足させたいと思います。
 「実行委員会」は「つどい」作りに参加したい方が自発的に悩みや願いを持ち寄って、力をあわせ手作りで「つどい」を作り上げていく場です。ただ実務的に会畿を進めるのではなく、一人ひとりの思いを語り合い、支え合い、希望をつむいでいただけるような場にしたいと願っています。
 多くのみなさんのご参加を心からお待ちしておりまれまた実行委員会に参加できなくても、お手紙やメールなどで気持ちやご意見を寄せていただくなど、さまざまな形で協力いた だけますようにお願いいたします。

2018年12月4日

登校拒否・不登校問題全国連絡会 世話人代表 高垣忠一郎


実行委員会の日程について

・第1回 1月27日(日)13時~17時 アルカスSASEBO
・第2回 3月24日(日)13時~17時 アルカスSASEBO
・第3回 4月21日(日)13時~17時 アルカスSASEBO
・第4回 5月26日(日)13時~17時 アルカスSASEBO
・第5回 6月30日(日)13時~17時 アルカスSASEBO
・第6回 7月28日(日)13時~17時 佐世保市労働福祉センター
・第7回 8月4日(日)13時~17時 佐世保市民活動交流プラザ

実行委員会ニュース

 第24回 全国のつどい in 長崎 実行委員会ニュース No.1
 第24回 全国のつどい in 長崎 実行委員会ニュース No.2
 第24回 全国のつどい in 長崎 実行委員会ニュース No.3
 第24回 全国のつどい in 長崎 実行委員会ニュース No.4
 第24回 全国のつどい in 長崎 実行委員会ニュース No.5
 第24回 全国のつどい in 長崎 実行委員会ニュース No.6-7
 第24回 全国のつどい in 長崎 実行委員会ニュース No.8